フィナステリド(プロペシア)

男性型脱毛症(AGA)治療の医療用医薬品
フィナステリド(プロペシア)は、男性型脱毛症(AGA)の治療薬です。2005年10月に輸入が認可され、同年12月より販売が開始されました。
男性型脱毛症(AGA)は男性ホルモンの働きが原因とされています。フィナステリド(プロペシア)は男性ホルモンの働きを抑制します。発毛を促進するのではなく、脱毛の進行を抑制する性格が強いようです。男性型脱毛症(AGA)以外の脱毛症には効果がありません。
男性型脱毛症(AGA)の判定は医療機関で行いますが、自分で検体を採取して送付するAGAドックのようなサービスもあります。医療機関へ足を運ぶ必要がないので、気軽にAGAチェックを受けることができます。
医療用医薬品
フィナステリド(プロペシア)を使用するには、医師の診断・処方箋が必要となります。また、保険適用外で全額患者負担となります。
フィナステリドは成分の名称で、プロペシアは商品名です。フィナステリド医薬品には他に、フィンペシア・プロスカー・フィンカーなどがあります。
フィンペシア・プロスカー・フィンカーを個人輸入して服用する人がいます。手軽で経済的な負担が小さいからでしょう。おすすめはしませんが、実際に服用して効果が出ている人もいるようです。
米食品医薬局(FDA)認可の育毛剤
米食品医薬局(FDA)に認可されている育毛医薬品は、ミノキシジルとフィナステリド(プロペシア)だけです。
フィナステリドは、良性前立腺肥大と呼ばれる男性の疾患の治療薬として開発されました。服用者の毛髪に成長が認められたことから、フィナステリド1mgを含む経口薬プロペシアが、男性型脱毛症の治療としてFDAに認可されました。
女性と子供の使用は厳禁
フィナステリドには、妊娠中の女性では男の胎児の生殖器に異常を起こすおそれがあることが、米国FDAの公表する注意事項に掲載されています。以下、厚生労働省:医薬品の個人輸入に関する注意喚起についてより引用します。
プロペシアと妊娠に関する警告
妊娠中か、その可能性のある女性は:
-絶対にプロペシアを使用してはいけません。
-砕けたり割れたりしたプロペシアの錠剤をさわってはいけません。男の子を妊娠している女性の体内にプロペシアの有効成分が入ると、それが口から入った場合であっても、皮膚に付着して吸収された場合であっても、男の子の生殖器に異常を起こすおそれがあります。妊娠中の女性がプロペシアの有効成分に触れてしまった時には、医師に相談して下さい。
プロペシアの錠剤はコーティングされていますので、砕けたり割れたりしない限り、通常の取扱いで有効成分に触れることはありません。
プロスカーについて
前立腺肥大の治療に用いられるプロスカー(PROSCAR)は1錠中に有効成分フィナステリドを5mg含みます(注:プロペシアは1mg)ので、女性や子どもが服用してはいけないこと、妊娠中かその可能性のある女性は砕けたり割れたりした錠剤を扱ってはいけないこと、プロスカー錠はコーティングされているので、通常の取り扱いで有効成分に触れることはないことなど、プロペシアと同様の注意事項が公表されています。
また、妊娠中かその可能性のある女性は、プロスカーを服用している男性との性的接触により薬剤の暴露を受けないこと、パートナーが妊娠中かその可能性がある場合は薬剤が微量含まれる精液に暴露されないようにすること、妊娠中の女性がプロスカーの有効成分に触れてしまったときは医師に相談すること等が公表されています。
フィナステリド錠剤(プロペシア・フィンペシア・プロスカー・フィンカー)は、コーティングされているので、通常の取扱では有効成分に触れることはありません。
プロスカーやフィンカーには、プロペシアの5倍のフィナステリドが含まれています。
これらを個人輸入した人は、錠剤を割って服用しているようです。錠剤を割るということは、有効成分がむき出しになるということです。直接触れるリスクにさらされることになります。
個人輸入をおすすめしない理由の一つはこれです。
ドーピング禁止物質でした(2009年1月1日より除外)
2009年1月1日に除外されるまで、世界アンチドーピング機構(WADA)は、フィナステリド(プロペシア)をドーピング禁止物質に指定してました。
五輪金メダル最有力候補であったザック・ルンド(米国・スケルトン競技)が、フィナステリド(プロペシア)服用によるドーピング違反によってトリノ五輪出場を逃すなど、有力選手によるドーピング違反が相次いだことがありました。
専門医に相談を
冒頭にも触れた通り、医師の診断・処方箋を必要とする医療用医薬品です。個人輸入できると紹介しましたが、当然ながら自己責任です。専門医の指示に従って利用することをオススメします。
フィナステリド(プロペシア)は男性型脱毛症(AGA)にのみ有効なので、ストレスによる円形脱毛症などには効果がありません。専門医で男性型脱毛症(AGA)の判定を受けてからの使用が安心です。
医療機関へ行くことに大きなストレスを感じる人にはAGAドックがおすすめです。
自宅で検体を採取して送ると、「男性型脱毛症(AGA)によるものなのか?」「フィナステリド(プロペシア)は有効なのか?」等を判定して結果報告書を返送してくれます。






