若年化する白髪
白髪とは、色素細胞の能力が衰え毛髪の色素が消失した状態のことです。
年を重ねるにつれて白髪が増えていきますが、近頃では20代で白髪が目立つ人もいます。
このページでは、白髪のメカニズムから予防・対策について考えています。
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白髪のメカニズム
メラニン色素が決める
毛髪は頭皮内の毛根の深部にある毛球部で作られます。毛髪が成長する過程で毛髪内にメラニン色素が取り込まれます。
毛髪は毛髄質(メジュラ)、毛皮質(コルテックス)、毛表皮(キューティクル)の透明な3つの層からできています。
この透明な層を通して見えるメラニン色素の色が髪の色を決めています。毛髪自体には色がありません。

(第一製薬のHPから拝借しています。問題がありましたら削除します。)
メラノサイトの消失
メラニン色素は、アミノ酸の一種であるチロシンから、メラノサイト(色素細胞)で作られます。
白髪の原因は、メラノサイト(色素細胞)の働きが何らかの原因で弱まったり消失したりして、メラニン色素がつくれなかったためと考えられています。
白髪の原因
メラノサイト(色素細胞)の働きが弱まったり消失してしまう原因は以下が考えられますが、残念ながら明確には解明されていません。
- 遺伝
- 病気
- 栄養不足
- ストレス
1.遺伝
白髪に限らず、髪の悩みの多くに遺伝が影響すると言われています。それは間違いないと思われますが、どの程度影響しているのかはわかっていません。
2.病気
マラリアや胃腸疾患、甲状腺異常、貧血症などの病気により、白髪が増えることがあります。また、白斑などができると、その部分が白髪になることもあります。
3.栄養不足
栄養不足や偏った食生活が髪に良いわけがありません。白髪の原因と考えられるのは当然でしょう。
4.ストレス
ストレスは脱毛だけではなく白髪の原因にもなります。苦労すると白髪が増えると言いますが、単なる迷信ではないようです。
白髪になるパターン
白髪になるパターンは3つあります。
- 髪が生え替わったとき
- 成長期の途中で白髪になる
- 突然白髪になる
1.髪が生え替わったとき
衰えたメラノサイトが髪の生え替わる時期に消失して白髪になる。
2.成長期の途中で白髪になる
髪が成長している時期にメラノサイトが衰え徐々に白髪になっていく。
3.突然白髪になる
病気などが原因で突然白髪になることがあるようです。
白髪の予防
白髪の予防に有効な栄養素を摂る
白髪の進行を遅くするために普段の生活でできることの一つは、メラニン色素を作るために必要な栄養素をしっかりと摂ることです。
白髪の予防に必要な栄養素は以下の3つです。
- 亜鉛
- カルシウム
- 銅
亜鉛は、髪の主原料であるアミノ酸の合成に不可欠な栄養素です。
カルシウムは、メラニン色素を作るメラノサイト(色素細胞)を活性化します。
チロシンを黒くするのに銅が使われます。
白髪の予防に有効な栄養素を含む食品
- ※亜鉛を含む食品
- 牡蠣、牛肉、鶏肉、豚肉、ゴマ、卵、穀物
- ※カルシウムを含む食品
- 乳製品、小魚、大豆、大豆製品、種実類、海藻、葉っぱ類、乾物類
- ※銅を含む食品
- アーモンド、牡蠣、納豆、エビ、ズワイガニ
昔から、白髪には黒ゴマ、黒豆、黒米が良いと言われています。民間療法では白髪の改善に黒ゴマ酒を飲んだり、黒ゴマをすってアルコールを混ぜ、ドロリとしたものを頭皮に塗るというものがあります。
髪は血余と呼ばれます
その他に白髪の予防や改善に効果的と言われるのは、何首烏(カシュウ)、卵油、松樹皮のエキスです。
中国では髪は血余(血の余り)と言われています。血が余れば髪は黒く健康になり、不足すると白髪や抜け毛を引き起こすとされています。
髪の毛だけを気にしても、身体全体の機能を改善し調和させないと根本的な解決にはなりません。特に「肝」「腎」など人間の精力を蓄える内臓器官の機能アップが必要です。
何首烏(カシュウ)は古くから肝腎の内臓機能を高め、「精血」を益する漢方生薬として知られてきました。漢方では白髪予防や脱毛に効果があるとして珍重されています。
鶏卵の卵黄を弱火にかけかき混ぜると、黒くねっとりした油がしみ出てきます。これが卵黄油(卵油)です。心臓病、白髪、腰痛などに効く民間療法として伝えられています。
松樹皮から抽出されたエンゾジノールというエキスにはポリフェノールが含まれています。
このポリフェノールが活性酸素から脳血管を守り、血流が改善され、毛根に十分な栄養が行き渡ると白髪が少なくなると考えられています。
ストレス
ストレスや苦労が多く白髪になるとよく言いいます。ストレスを完全になくすことはできませんが、うまく付き合って日常生活に悪影響を及ぼさないようにしたいものです。
ストレスについては、ストレスについてにて詳しく説明しています。
白髪を抜いてはいけない
白髪が気になるので抜いてしまう人がいますが、これはやめるべきです。
髪を無理に抜くと毛根を痛めます。髪は一つの毛穴から2,3本生えています。1本を髪を抜くことは他の髪を痛めることになります。
メラノサイトを痛めることもあります。メラノサイトが損傷すると当然次に生えてくる髪は白髪になります。
白髪の対策
白髪の代表的な対策は以下の3つです。
- 美容室で染める
- ヘアマニキュアで染める
- 白髪染めシャンプー&リンスで染める
残念ながら、
これをやれば必ず黒髪が生えてくるという対策はありません。
白髪だからこそカラーリングを楽しむ気持ちになった、
と考えるのが健康的かもしれません。
美容室で染める
毎回足を運ぶ手間がかかり、費用が高くつき、白髪が伸びると目立つ、といったデメリットがあります。
しかし、当然ながら仕上がりなどクオリティは最も高いです。
ヘアマニキュア
臭いが気になる、肌につくと落とすのに手間がかかるなどのデメリットがあります。
しかし、家庭で手軽に白髪染めが行えます。臭いもほとんど押さえられるようになりました。素手で塗れるヘアマニキュアも登場しました。
色数も豊富でカラーリングを楽しむことができます。
白髪染めシャンプー&リンス
最も手軽に白髪染めを行えるのが、白髪染めシャンプー&リンスの利用です。毎日のシャンプーだけで白髪が染まります。
人によって染まり具合が異なるという欠点がありますが、面倒くさがり屋さんにはぴったりかもしれません。
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