発毛・育毛・植毛の言葉の定義
脱毛や抜け毛の対策としては、発毛、育毛、植毛などがあります。植毛が他の2つと性質を異にすることはわかりますが、発毛と育毛の違いは何なのでしょう。
日本発毛促進協会の定義
日本発毛促進協会では、発毛、育毛、植毛を以下のように定義しています。
| 説明 | |
|---|---|
| 発毛 | 脱毛した部位や毛量が少なくなった部位に、自分の髪が生えること、又は生やすことを言います。 |
| 育毛 | 抜け毛や脱毛を少しでも遅らせるため、今生えている髪を健やかにすることを指します。 |
| 人工植毛 | 人工毛に結び目などをつけ、抜けにくい形状にしたものを頭皮に突き刺します。 |
| 自毛植毛 | 側頭部、後頭部に、まだ残っている髪を頭皮ごと切り取り、1本づつ株分けし、脱毛した部位に移植するもの。切り取られた部位は縫い合わせることになります。 |
発毛が育毛より優れてる?
上記の説明は、発毛は髪を生やすこと、育毛は今ある髪を守ること、と読み取れます。
日本発毛促進協会はリーブ21等、発毛を謳う企業が主導して発足しました。育毛に対する優位性をアピールしたいのだと思われます。
実際のところ、発毛と育毛を使い分けている消費者はほとんどいないと思われます。実際、育毛剤と呼ばれるものは、髪を増やすことを目的としています。使い分ける必要も、意味の違いを考える必要もないと考えて差し支えないでしょう。
リーブ21の競合企業であるアートネイチャーやアデランスは、発毛という文言を使っていません。育毛物語によると、以下の事情があるそうです。
2002年12月から2003年3月にかけて、東京都が消費生活総合センター等に寄せられた相談情報をもとに、育毛・増毛・かつらの主要8社に対して調査と指導を行いました。
この件をきっかけに毛髪関連企業からなる日本毛髪業協議会は、広告や営業の適正化に取り組みました。その際、発毛の文言の扱いで意見が分かれました。
その結果、日本毛髪業協議会は、リーブ21を中心とする日本発毛促進協会と、アートネイチャー・アデランスを中心とする日本毛髪業協会に別れることとなりました。
業界の事情はともかく、私たち消費者は、言葉の意味を厳密に考える必要はないと思って差し支えないでしょう。
植毛
植毛には、人工毛を使う人工植毛と、自分の髪を脱毛した部分に移植する自毛植毛の2つがあります。
人工植毛には、アレルギー反応などのデメリットがあるため、アメリカでは禁止されているようです。
一方、ウェルネス・クリニックによると、アメリカでは飲む育毛剤(フィナステリドと思われる)やカツラより、自毛植毛の普及率が高いそうです。






