シャンプーが育毛を妨げるケースも
荒れた土地に作物が実らないように、傷んだ頭皮に健康な髪は育ちません。頭皮のケアーは育毛の第一歩です。
頭皮が傷む原因の多くはシャンプーにあります。
過剰なシャンプーは育毛の敵
頭皮が傷む原因の代表は以下の2つです。
- 過度のシャンプー、粗悪なシャンプーによって保護膜が失われる
- 過度のフケや汚れ
多くの場合、シャンプーに原因があります。
入念なシャンプーは2日に1回程度にして、間はお湯のみか少量のシャンプーでサッと洗うくらいで十分という専門家が少なくありません。
頭皮にやさしい洗浄成分のシャンプーであれば毎日でも支障ありませんが、市販されている一般的なシャンプーは洗浄力が強すぎます。詳細については後に説明します。
不潔にすることは良くはありませんが、2日に1回シャンプーしていれば、フケ・アカが毛穴をふさぐという状態にはなりません。
専門家の意見を以下に紹介しておきます。
[探健くらぶ]カミのご加護を!! : ニュース : 医療と介護 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)より引用
東京医大皮膚科教授の坪井良治さんは「毎日洗っても構わないが、私は2日に1回程度でいいと考えています」との見解だ。
何日も髪を洗わないと皮脂の酸化による影響があるかもしれないが、2、3日ならさほど問題はないという。
「皮脂は24時間たたないと元の状態に戻らないため、1日2回の洗髪は多過ぎます」と坪井さん。
育毛専門の「脇坂ナカツクリニック」(大阪市)院長の脇坂長興(ながおき)さんも、ほぼ同意見だ。
「毎日髪を洗う習慣がなかった戦時中の人の方が、現代人より薄毛が多かった事実はないはずです」
皮脂を根こそぎ落としてはいけない
頭皮の皮脂が薄毛の元凶のように扱われることがあります。
これは間違いです。
皮脂に限らず人間の身体に無駄な部分はありません。頭皮の皮脂は保護膜の役割を果たしています。髪と頭皮を覆って水分の蒸発を防ぎ、うるおいを保ちます。乾燥から頭皮を守っているのです。
健康な頭皮には皮脂が適度に分泌されています。
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白く透明感のある健康な頭皮です。皮脂がほどよく分泌され、髪と頭皮を保護膜(皮脂膜)によって護り、つやとはりがあります。 |
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間違ったヘアケアや粗悪なシャンプーにより傷んだ頭皮。ダメージによって頭皮が赤くなっているのがわかります。 |
皮脂を落としすぎてしまうと、人間の体はそれを補おうとしてより一層の皮脂を作り出します。結果として過剰な皮脂を作り出し、頭皮全体が過剰な皮脂膜で覆われるということになります。
以上のことより、頭皮を根こそぎ取り除く行為は、自ら薄毛を促進することにもなりかねないことが理解できます。
育毛物語によると、日本毛髪科学協会も東大病院の皮膚科の医師も、皮脂が原因のハゲ・薄毛はめったにないと発言しているとのことです。
朝シャンはやめましょう
朝シャンが、育毛どころか薄毛の原因の一つになっているのは間違いないところでしょう。
時間に余裕のない朝です。すすぎが不十分でシャンプーが頭皮に残るケースは十分にありえます。それが原因で頭皮がかぶれたり雑菌が繁殖することもありえます。
不足した頭皮の皮脂が補われて保護膜を形成するには24時間かかると言われています。洗浄力の強いシャンプーで朝シャンをすると、頭皮を直接ほこりや紫外線にさらすことになります。
朝にシャワーを浴びるのであれば、髪にはシャンプーを使わずシャワーのみにすることをおすすめします。
爪を立てない、力を入れない
シャンプーの際は爪を立ててはいけません。頭皮が傷つきます。
力を入れ過ぎてはいけません。強い力がかかると頭皮は固くなろうとします。固くなった頭皮は薄毛の人の多くに共通する特徴です。
すすぎが重要
具体的なシャンプー方法としては、シャンプー前もシャンプー後もすすぎをしっかりと行います。すすぎは髪を濡らす感覚ではなく、洗い流すという感覚で行います。
汚れの多くはすすぎだけで落とすことができます。シャンプー前のすすぎは時間にして2〜3分間程度行います。
シャンプー前に十分にすすぎを行い髪に水分が十分に行き渡れば、シャンプーはしっかりと泡立ち、汚れがよく落ちるようになります。
シャンプー後のすすぎもしっかりと行い、頭皮にシャンプーが残ることがないようにします。頭皮に残ったシャンプーがかぶれの原因になることがあります。
石油系合成界面活性剤は育毛の敵
石油系合成界面活性剤は避けるのが無難
市販されているシャンプーの多くが、石油系の合成界面活性剤(合成洗剤)を洗浄ベースにしています。
界面活性剤とは、通常では混じりあわない水と油を混ぜるものです。油を含む汚れを水といっしょに洗い流すために用いられます。
界面活性剤に大きく石鹸と合成界面活性剤に分けられます。注意が必要なのは、合成界面活性剤の中でも石油系の合成界面活性剤です。
石油系の合成界面活性剤は洗浄力が強すぎるため、頭皮に必要な皮脂まで取り去ってしまう危険性があります。
また、石油系の合成界面活性剤の中には、人間の細胞にダメージを与え、頭皮のうるおいや弾力を奪うものもあると言われています。
避けたい成分はこれ
合成界面活性剤には数千の種類があると言われています。そのすべてが危険というわけではありませんし、国が認可したものですから問題はないでしょう。
しかし、人は間違いを犯すものです。盲目的に従うのではなく、自分で調べて考えて、自分の意志で選択するのが良いと考えます。
毒性が強いのは
合成界面活性剤の中でも最も毒性が強いのは、以下の5つだと言われています。
- アルキルエーテル硫酸エステルナトリウム(AES)
- アルキル硫酸エステルナトリウム(AS)
- 直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム(LAS)
- ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル(POEP)
- ポリオキシエチレンアルキルエーテル(POER)
現在では、これらが配合されているシャンプーを見ることはありません。注意すべきは次のものです。
「ラウリル」や「硫酸」は避けるのが無難
「ラウリル」「硫酸」と名のつくものは、石油系合成界面活性剤の一つで表示指定成分です。
これらの文字を見つけたら、そのシャンプーは避ける方が無難です。
また、同じ石油系である「ラウレス系」(ラウレス硫酸Na、ラウレス硫酸TEA等)が成分表示の上のほうに来るものも避けたほうが無難です。
なぜ多くのシャンプーに石油系の合成界面活性剤が使われるかというと、安価だからです。安価で強力な洗浄力を得られるからです。
多い順に表示
成分表示の順番は、含まれている量の多い順です。
水が一番多いので最初に表示されています。水の次に表示されているのが主たる洗浄成分です。ここを注意して見てください。
以上、特集 - 避けたほうがよい成分は?〜正しいシャンプーの選び方/正しいシャンプー特集 - らしさ - より引用参照。
育毛におすすめのシャンプー
おすすめの洗浄成分
石油系の合成界面活性剤以外に、シャンプーによく使われる洗浄成分には以下の3つがあります。
- 石鹸
- アミノ酸系
- ベタイン系
これらの3つは適度な洗浄力で頭皮にやさしい成分です。育毛のためにはこれらのシャンプーをおすすめします。
これらは石油系合成洗剤より価格が高くなります。しかし、髪を失うことと天秤にはかけられません。
良質なシャンプーで隠れた傷みが表面化することも
粗悪なシャンプーやリンスにはコーティング剤を含むものがあります。車のワックスのようなものです。髪をコーティングしてサラサラにします。
洗ってすぐにサラサラ感を得られるものは、コーティング剤を疑ってみると良いでしょう。
それらのシャンプーを使っていた人が良質のシャンプーを使うようになると、髪をコーティングしていた付着物が落ちてコンディションが良くなります。
しかし、髪自体が傷んでいる場合にはそれが表面化します。そのような場合には、椿油やホホバオイルなどでケアーするのも一つの方法です。
おすすめの育毛シャンプー
ルチア
カリスマエステティシャン東田氏が自身のために作ったシャンプーがルチアです。おそらく現時点で最高の育毛シャンプーだと思われます。見事育毛に成功した彼もルチアユーザーです。
デメリットは高額なことです。2年分の育毛完了セットは30万円を超える価格です。その負担を受け入れられるなら、結果を大いに期待できます。ただ商品を売るだけではなく、アフターケアーもしっかりしています。
ウーマシャンプー
今注目のシャンプー。
馬油で汚れを浮かしてアミノ酸系洗浄成分でやさしく洗い流します。女性の多くが知っている馬油の優れたスキンケア効果によって頭皮を正常化します。
一般的なシャンプーより高額ですが、ルチアに比べるとかなり買いやすい価格です。経済面を考えるとこれが最もおすすめかもしれません。
石鹸シャンプー
安心な洗浄成分で比較的安く購入できるのが石鹸シャンプーです。
頭皮の改善は期待できないと思われますが、手軽に比較的安価に入手できる頭皮にやさしいシャンプと言えます。


